こんにちは。
ヒゲダルマです。
先日、開発コード名「Project “Honolulu”」ことWindows Admin Center(WAC)が一般向けにリリースされました。一般リリースのビルドは1809となりました。
てっきりWindows Sever 2019と一緒のリリースになるものと想像していましたが。。。
WACは新しいサーバー管理ツールと位置付けられるのですが、これまでのMMCベースの管理ツールやサーバーマネージャーを完全にリプレースする訳ではなく(少なくとも当面は)、どちらかというとオンプレミスとクラウド(Azure)混在のハイブリッド環境下のサーバー群をシームレスに管理運用できるようにする為のツールといった感じです。
もちろん、オンプレミスだけとか、サーバー1台だけとかでも使用は可能です。
でも、そういう環境なら従来型の管理ツールの方が慣れもあるでしょうから、無理にWACを使う必要はないように思います。
ちなみに、WACのアーキテクチャはこんな感じです。
1台のサーバーにWACをインストールし(そのサーバーをGatewayと呼び)、Gateway配下の管理対象のサーバーとはPower ShellやWMI over WinRMでやり取りします。
WACへは適当なクライアントPCからWebブラウザ(IE11はダメでEdgeやChromeが推奨)でアクセスします。
とりあえず今回は、WACのインストールからWAC起動辺りまでを眺めてみたいと思います。
なお、弊社では Windows Server 関連の導入/構築について多数実績がございます。
ご検討の際には是非ご相談頂けますと幸いです。
こちらからダウンロードしたインストーラーを起動します。
今回は仮想マシンのWindows Server 2016にインストールしました。
推奨に従い、Microsoft Updateを使用するを選択し、【次へ】をクリックします。
とりあえず、自己署名SSL証明書を選択し、【次へ】をクリックします。
インストールはサックリ終わりました。
下記URLにクライアントのEdgeからアクセスしてみます。
Edgeでアクセスすると警告がでますが、自己署名証明書あるあるなので、【Webページへ移動】をクリックします。
WACをインストールしたサーバーの管理者アカウントを入力し、【OK】をクリックします。
とりあえずWACの画面が表示されました。
この段階ではWACをインストールしたサーバーだけが管理対象として表示されていますので、そのサーバーをクリックしてみます。
資格情報を求められますので、適宜入力し、【続行】をクリックします。
右側ペインにオーバービューが表示され、左側ペインには各種管理項目が並んでいます。
如何でしょうか?
一覧性という点では従来の管理ツールよりも良いと思います。
ただ、従来だと複数のツールを同時起動して複数ウィンドウ開いて作業することが多々あったと思いますが、WACではそういう操作は出来ません。
メリット/デメリットそれぞれかと思います。
なので、従来のツールをリプレースするという判断をMicrosoftはしなかったのでしょうね。。。
WACの使い方/詳細については改めて書きたいと思います。(その頃にはWindows Server 2019がリリースされている気もしますが。。。)
すぐにWACを必要とすることは無いかも知れませんが、WACでしか出来ない操作とかも今後は増えてくると思いますので、少しずつ触って慣れておくと良いかと思います。
ところで、Windows Server 関連の記事としては、以下の記事もございますので、お暇な時にご一読下さい。
Windows10、Windows Serverのサービスモデルまとめました
Windows 10 バージョン 1809 (October 2018 Update)、Windows Server 2019、Windows 10 LTSC 2019 リリース
Windows Server バージョン1709 と バージョン1803 – 半期チャネル SAC
Windows Server 2016 – LTSB(LTSC)
Windows Server のサービスモデル – Windows as a Service
Windows Server 2016 インストール
Windows Admin Center 2007 をインストールしてみた
Windows Admin Center 1809 をインストールしてみた
Windows Server 2019 インストールしてみた
以上、駄文散文ではございましたが、ご拝読ありがとうございました。
GFCのホームページはこちら!
Windows Admin Center、Windows ServerなどIT環境構築に関連するGFCのサービスはこちらから。
お問い合わせフォームはこちらから。