こんにちは。
ヒゲダルマです。
先日、Acronis 全国キャラバン 2020 という Acronis 社主催のセミナーに出席してきました。
これまでも幾度か同社主催のセミナーには出席し、Acronis Cyber Backup の最新技術情報や、Acronis Cyber Cloud の最新動向などを仕入れておりました。
今回も同様に考えて出席したのですが、今回は驚きの発表が有りました。
Acronis Cyber Protect なる新製品に関する発表です。
この製品を簡単に説明すると、「バックアップ」「マルウェア・ランサムウェア対策」「パッチ管理」等を統合した製品ということになります。
これまでなら、バックアップには Acronis Cyber Backup あるいは BackupExec 、ARCServe を用意し、マルウェア・ランサムウェア対策にはTrendMicro やら Symantec を用意し、パッチ管理には WSUS を用意するという感じで、各分野ごとに幾つかの製品を実装してトータルで実現していたことを、Acronis Cyber Protect なら一つで済んでしまうというお話しです。
更に、これら複数の機能を1つのインターフェース/ダッシュボードで管理できることだとか、管理対象には1つのエージェントをインストールするだけで良いとか、色々と凄いなと思うのですが。。。
何よりスゲーと思うことは、バックアップ屋さんだった Acronis 社が情報セキュリティというキーワードでバックアップ分野から飛び出して、マルウェア・ランサムウェア対策やパッチ管理までを守備範囲に収めてしまったことだと思います。
これまでセキュリティ分野は分野内でも細分化され、餅は餅屋という感じでやってきた印象です。
かつて Symantec が BackupExec と AntiVirus の両方を担いでいた時期もありましたが、統合はしていませんでしたし、結局 Veritas へと分社しました。
現在、「バックアップ」「マルウェア・ランサムウェア対策」「パッチ管理」を全て製品として有しているのは Microsoft 社くらいですが、その Microsoft 社ですら、それらの製品の統合はできておらず、管理インターフェースは別々になっています。
と言うわけで、Acronis Cyber Protect はエポックメーキング的な製品になる可能性があります。
製品リリースまではもう少し時間が掛かるようですが、なる早で触れてみて、当ブログでもご紹介できればと思います。
以上、駄文散文ではございましたが、ご拝読ありがとうございました。
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