こんにちは、あーくん です。
今回は号外です。先日 2020 年 10 月 20 日 にリリースされた Windows 10 バージョン 20H2 (October 2020 Update) をお知らせいたします。
Windows 10 バージョン 20H2 (October 2020 Update) は 11個目のメジャーバージョン リリースです。
【リリース済みのバージョン、コードネームの整理】
①リリース日:2015 年 7 月 29 日
バージョン 1507 (RTM / TH1)
②バージョン 1511 (November Update / TH2)
リリース日:2015 年 11 月 12 日
③バージョン 1607 (Anniversary Update / RS1)
リリース日:2016 年 8 月 2 日
④バージョン 1703 (Creators Update / RS2)
リリース日:2017 年 4 月 11 日
⑤バージョン 1709 (Fall Creators Update / RS3)
リリース日:2017 年 10 月 17 日
⑥バージョン 1803 (April 2018 Update / RS4)
リリース日:2018 年 7 月 10 日
⑦バージョン 1809 (October 2018 Update / RS5)
リリース日:2018 年 11 月 13 日
⑧バージョン 1903 (May 2019 Update / 19H1)
リリース日:2019 年 5 月 21 日
⑨バージョン 1909 (November 2019 Update / 19H2)
リリース日:2019 年 11 月 12 日
⑩バージョン 2004 (May 2020 Update / 20H1)
リリース日:2020 年 5 月 27 日
【今回リリースされたバージョン、コードネーム】
⑪バージョン 20H2 (2020 Update / 20H2)
リリース日:2020 年 10 月 20 日
Home/Proサービス終了日(予定):2022 年 5 月 10 日
Enterprise/Educationサービス終了日(予定):2023 年 5 月 9 日
本リリースから バージョン表記が、20H2 のように西暦2桁+H バージョンナンバー に変更されました。
前バージョンは Windows Server 2003 とのバージョン競合を避けるために 2004 となりましたので、今後はこのバージョン表記で統一していくのでしょうね。
なお、Windows Update の品質更新プログラムでは一部表記でバージョン 2009 が残るようなのでご注意ください。
それでは、前回 リリースのバージョン 2004 と比較しながらご紹介いたします。
1. バージョン 20H2 のセットアップ画面遷移
・バージョン 2004 と比較してインストール画面の変更点は、“サービス“にて、アクティビティの履歴設定 の画面が表示されなくなりました。
とは言え、バージョン 1809 以降は殆ど変わりがなく、バージョンごとにセットアップ画面が変わると困るので、ありがたいところではありますね。
① 日本語であることを確認し、そのまま「次へ」をクリックします。
③“ライセンス条項”にて、□同意しますをチェック■し、「次へ」をクリックします。
④“インストールの種類を選んでください”にて、「カスタム:~ (詳細設定)」を選択します。
⑤“Windows のインストール場所を選んでください。”にて、ディスクを選択し「次へ」をクリックします。
⑥OSメディアからのコピーが開始され、完了すると自動再起動されます。手動で「今すぐ再起動」をクリックすることも出来ます。
⑦“基本“にて、地域と言語 および キーボード レイアウト の設定を行います。
⑧“アカウント”にて、「代わりにドメインに参加する」をクリックします。
⑨“アカウント”にて、ユーザーアカウント、パスワード、パスワードの確認、パスワードのヒントを 3つ 入力します。
⑩“サービス”にて、デバイスのプライバシー設定 を行います。
ここでは既定値で「同意」をクリックします。
⑫最終処理が行われ、最後に⑨で設定したアカウントにて、自動ログオンされます。
2. デスクトップ、スタートメニュー画面表示の比較
バージョン 2004・・・Ⅰ と バージョン 20H2・・・Ⅱ のデスクトップ、スタートメニュー、Cortana を比較しました。
Ⅱ バージョン20H2 (October 2020 Update)
・バージョン 20H2 にて スタートメニューの統一感が強化され、アイコンが透過表示されるようになりました。
更に、Microsoft Edge のアイコンが変わったことから分かる通り、Chrominum ベースに変更されました。Chromium ベースの Microsoft Edge についてはこちら!
・なお、バージョン 2004 から「Cortana」が Windows Store アプリとして独立しましたが同様でした。※なお「Cortana」はリリース直後のせいか、動作しませんでした…
3. 「設定」と「コントロールパネル」画面表示の比較
バージョン 2004 と バージョン 20H2 の「設定」と「コントロールパネル」の表示を比較しました。
Ⅱ バージョン20H2 (October 2020 Update)
・一見して「設定」と「コントロールパネル」共に変更は無さそうです。
4. 「Windows の機能」の比較
バージョン 2004 と バージョン 20H2 の「Windows の機能」の表示を比較しました。
Ⅱ バージョン20H2 (October 2020 Update)
・こちらも一見して変更は無さそうです。
5. 「システム」の比較
バージョン 2004 と バージョン 20H2 の「システム」の表示を比較しました。
Ⅱ バージョン20H2 (October 2020 Update)
・「コントロール パネル」の「システム」の画面を一部統合したため、タブが「バージョン情報」から「詳細情報」へ変わりました。
※”PC”のアイコンを右クリックし“プロパティ”を選択した際に、この設定画面が表示されるようになりました。
・「デバイスの仕様」「Windows の仕様」の情報に「コピー」ボタンが設けられました。
6. 「Windows Update」の比較
バージョン 2004 と バージョン 20H2 の「Windows Update」の表示を比較しました。
Ⅱ バージョン20H2 (October 2020 Update)
・一見して変更は無さそうです。
以上ご紹介したように バージョン 20H2 は、バージョン 2004 からの変更点は少ないですが、Microsoft Edge が Chrominum ベースになったりと確実に改善されている印象があります。
今後は バージョン 20H2 に対応するべく、ウイルス対策ソフト/監視・監査ソフト/バックアップソフト/ディスク暗号化など中心に、恒例?となった修正プログラムがリリースされることが予想されます。
最近では Insider Preview 段階でサポートを表明するベンダーが出てきたりと、対応サイクルが早くなっています。
いつものご案内ですが、冒頭にご紹介したWindows 10 初期バージョンのうち「Semi-Annual Channel(SAC)」では、既に幾つのバージョンで延長サポートが終了しています。
Windows 10 WaaS(Windows as a Service) に伴うバージョンアップ対応および運用サポートをご検討する際は、弊社担当営業まで気軽にご相談ください。
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IT環境構築
取り上げた内容の技術情報
・Windows IT Pro Center – Windows 10 のリリース情報
https://www.microsoft.com/ja-jp/itpro/windows-10/release-information
・Windows 10 のダウンロード
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
・Windows 評価版ソフトウェア Windows 10 Enterprise
https://www.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/evaluate-windows-10-enterprise
・「Windows 10 October 2020 Update」って旧版となにが違うの?
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/1285023.html
・Windows 10 October 2020 Updateはバージョン「20H2」か「2009」か
https://news.mynavi.jp/article/20201025-windows10report/
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