Arcserve UDP 7.0 をインストールしてみた その5 (Agent 環境のシステム復旧)

こんにちは、あーくん です。

今回も 前回 に引き続き「Arcserve Unified Data Protection (以降 UDP) をインストールしてみた」という内容で連載します。

5 回目は Arcserve UDP 7.0 エージェント (Agent) によるシステム復旧…ベアメタルリカバリー (BMR) パートⅠをご紹介します。

ベアメタルリカバリー (BMR) とは、サーバーやクライアントPCのシステム復旧において、OSが無い(起動しない)ディスクに対してリストアが出来る仕組みです。
従来型のバックアップソフトウェアでは、OSとアプリケーションのインストール及び設定後にリストアが必要でしたので、復旧までに労力と時間が掛かりました。

ベアメタルリカバリー (BMR) により復旧までの労力と時間を大幅に減らすことが出来ます。
Arcserve UDP の特徴であるイメージバックアップのメリットとも言えます。

では早速、Arcserve UDP 7.0 Agent の環境で BMR を実施していきましょう。
まず、BMR 起動ディスクの作成が必要となりますので、Arcserve UDP Agent インストール後に作成します。

【Arcserve UDP 7.0 BMR 起動ディスク作成】
①スタートメニュー から ”Arcserve UDP ブートディスク” のアイコンをクリックします。
UDPBMR01

②”Windows 10” が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
※Server OS との相関関係は以下の通りです。
Windows 10: Windows Server 2016 /2019
Windows 8/8.1: Windows Server 2012 / 2012 R2
Windows 7: Windows Server 2008 / 2008 R2
UDPBMR02

ここをクリックすると、をクリックします。
UDPBMR03

④Webブラウザーが起動し、Microsoft 社の ADK ダウンロードサイトが表示されます。
今回は ”ADK for Windows 10、バージョン 1809” のリンクをクリックし、ダウンロードします。
Windows 10、バージョン 2004 の ADK ではリストア出来ない不具合があるため、ここでは動作実績のあるバージョンをダウンロードしています。
UDPBMR04
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⑤保存したファイルをダブルクリックし、インストールを実行します。
インストールフォルダを確認し、「次へ」をクリックします。
UDPBMR06

⑥そのまま、「次へ」をクリックします。
UDPBMR06

⑦使用許諾にて「同意する」をクリックします。
UDPBMR08

⑧インストールを行う機能にて、”Deployment Tools”のみを選択し、他のチェックボックスを外し、「インストール」をクリックします。
UDPBMR09

⑨インストールが完了します。
UDPBMR10

⑩再び、ここをクリックすると、をクリックします。
UDPBMR03

⑪Webブラウザーが起動し、Microsoft 社の ADK ダウンロードサイトが表示されます。
”Windows PE アドオン(ADK用)、バージョン 1809” のリンクをクリックし、ダウンロードします。
※④で選択した ADK と同じバージョンの Windows PE をダウンロードします。
UDPBMR12
UDPBMR13

⑫保存したファイルをダブルクリックし、インストールを実行します。
インストールフォルダを確認し、「Next」をクリックします。
UDPBMR14

⑬そのまま、「Next」をクリックします。
UDPBMR15

⑭使用許諾にて「Accept」をクリックします。
UDPBMR16

⑮そのまま、「Install」をクリックします。
UDPBMR17

⑯インストールが完了するので、「Close」をクリックします。
UDPBMR18

⑰Arcserve UDP BMR ブートディスク作成の画面に戻ります。
“ブート可能 BMR ISO イメージの作成”が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
UDPBMR19
UDPBMR19

⑱”ディスティネーションの指定”にて[参照]ボタンをクリックします。
UDPBMR20

⑲BMR ISO イメージファイルを作成するフォルダ指定し、「OK」をクリックします。
UDPBMR28

⑳今回は64ビット環境のため、”x86 プラットフォーム~”のチェックを外し、“x64 プラットフォーム~”のみをチェックし、「次へ」をクリックします。
UDPBMR22

㉑“日本語” のみ選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
※英語等の多言語が必要な場合は、チェックを追加します。
UDPBMR23

㉒「ローカル ドライバの有効化」をクリックし、サーバー固有のドライバを読み込み、「作成」をクリックします。
※一般的にRAIDコントローラやネットワーク カードのドライバが読み込まれます。
UDPBMR24

㉓作成が開始されるので暫く待ちます。
UDPBMR25

㉔作成完了画面で、ここをクリックすると、をクリックし、「完了」をクリックします。
UDPBMR26

㉕エクスプローラが起動し、BMR ISO イメージファイル が表示されます。
※作成された ISO イメージファイルは、他のサーバやクライアントPCへ保存することを強く推奨します。
UDPBMR27

㉖必要に応じて、BMR ISO イメージファイルを CD/DVDライティング ソフトを用いて、生メディアに書き込みます。

ここまでのステップが長いため、実際のリカバリ手順は 次回 とし、引き続き Arcserve UDP 7.0 Agent によるシステム復旧…ベアメタルリカバリー(BMR)をご紹介します。

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取り上げた内容の技術情報
・Arcserve Unified Data Protection (UDP) 製品ページ
https://www.arcserve.com/jp/data-protection-solutions/arcserve-udp/
・Arcserve Japan Blog
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/

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