こんにちは、あーくん です。
本年も GFC Blog をよろしくお願いします。
今回も 前回 に引き続き「Arcserve Unified Data Protection (以降 UDP) をインストールしてみた」という内容で連載します。
7 回目は Arcserve UDP 7.0 集中管理サーバー(RPS) を用いた エージェント (Agent) のシステム復旧…ベアメタルリカバリー (BMR) をご紹介します。
前回 と異なるのは、バックアップデータがローカルでは無く、ネットワーク上に保存されている点です。
それでは、前々回 に作成した BMR 起動ディスクを用いて、システム復旧を実施していきましょう。
【Arcserve UDP 7.0 BMR 起動ディスクによるシステム復旧】
①~⑦の手順は同一ですが、再度掲載します。
①BMR 起動ディスクを光学ドライブにマウントします。
※サーバーのハードウェア管理ポートや仮想環境における仮想メディアがサポートされている場合は、BMR ISOファイルをマウントします。
②BIOSのブートメニューにて光学ドライブを選択します。
※サーバー機種によりBIOS メニューは異なりますので、光学ドライブまたは仮想光学ドライブを選択します。
③”Press any key to boot from CD or DVD…..”にて直ぐに何かキーを入力します。
④BMR 起動ディスクにより Windows PE が起動します。
⑤Arcserve UDP BMR が起動してきます。
表示言語は “日本語”、キーボードレイアウト:は”日本語”を選択し、「Next」をクリックします。
⑦”リストア ソースの種類を選択する”にて、”Arcserve ~のバックアップからリストアする” が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
⑧ネットワーク上のバックアップデータを参照するため、右下の [▲ユーティリティ]をクリックし、[ネットワークの設定]をクリックします。
⑨Arcserve UDP RPS のネットワーク疎通が可能な静的IPアドレスを設定し、「OK」クリックします。
★DHCP サーバがある環境で IP アドレスが自動取得されており、RPS サーバへの接続が可能な場合は、静的IPアドレスの設定は不要です。
⑩左下の [▲ユーティリティ]をクリックし、[実行]をクリックします。
⑫Ping コマンドを用いて、RPS サーバのIPアドレス および ホスト名と疎通が取れるか確認します。
※疎通出来ない場合は経路のネットワークを、名前解決出来ない場合はDNSサーバの設定を再確認します。
⑬右中の [参照▼]をクリックし、[復旧ポイントサーバから参照]をクリックします。
⑭Arcserve UDP RPS のホスト名、管理者アカウントの情報を入力し、「接続」をクリックします。
⑮Arcserve UDP RPS のデータストアが表示されるので、[+]にて展開します。
⑯複数サーバのバックアップデータが有る場合は、リストア対象のホスト名を選択します。
※リストア対象を間違えないように、何度か確認します。
⑰世代管理されたバックアップデータが参照され、どの復旧ポイントからリストアするか選択出来ます。
今回は最新のバックアップデータからリストアします。
※OS:バージョンが Windows Server 2016 と表記されていますが、BMR の仕様 で正しくは Windows Server 2019 です。
以降のリストア手順は同一です。
⑱今回は”高速モード”を選択し、「次へ」をクリックします。
⑳”ソース”と”ディスティネーション”の指定にて「OK」をクリックします。
㉒”復旧後、システムを自動的に再起動する”のチェックが入っているため、リストアが完了すると、30秒のカウントダウンが開始され、自動再起動されます。
㉔イベントログにてシステム/アプリケーションにエラーが無いことを確認します。
次回 は Arcserve UDP 7.0 Agent を用いたファイル単位のデータリストアをご紹介いたします。
弊社ではArcserve 社の製品を多数取り扱っています。
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取り上げた内容の技術情報
・Arcserve Unified Data Protection (UDP) 製品ページ
https://www.arcserve.com/jp/data-protection-solutions/arcserve-udp/
・Arcserve Japan Blog
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/
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