こんにちは。
ヒゲダルマです。
先日、『MySQL 徹底入門 第4版 MySQL 8.0対応』を読みました。

仕事で普段触っている SQL は専ら MS SQL Server で、MySQL に触れることは殆ど無い私です。
別に食わず嫌いをしている訳では無く、私が扱っているシステム/アプリケーションが MS SQL Server を採用しているからでして、MySQL が好きとか嫌いとかいうことはありません。
と言うか、IT インフラに携わるエンジニアとして、好き嫌いは言ってられず、扱うシステム/アプリケーションに応じて対応せざるを得ません。
と言うわけで、MySQL も暫く触っていなかったので、知的好奇心を満足させつつ、自分の知識をアップデートする為に、本書を手に取りました。
MySQL に関する情報自体はネット上に沢山ありますので、必要な情報はググれば得られますが、体系的に学びたい時には、やはり書籍には叶わないですよね。
ちなみに、MySQL 8.0 がリリースされて3年くらい経ちますが、日本語版の書籍で入門者向けでは無いのは本書だけかと思いますので、貴重な一冊です。
一応、インストールやチュートリアル等、入門者向けのページもありますが、飽くまでも MySQL の入門者向けであり、SQL データベースの入門者向けではありません。
これから SQL データベースを勉強しようという方は他の本を選ばれた方が良いでしょう。
さて、IT インフラのエンジニアとしては「8 章 レプリケーション」と「9 章 バックアップとリストア」あたりが読んでいて楽しかったです。
IT インフラとして可用性の担保とかデータの保全とかって基本中の基本ですからね。
レプリケーションに関しては MySQL が昔から得意としているだけ有って、レプリケーションの手法も豊富だなと改めて思いましたし、グループレプリケーションは是非一度試してみたいソリューションだなとも感じました。
バックアップとリストアについては、まあどちらの SQL データベースも考え方は一緒よね、という感じでしたが、バックアップに対する考え方を整理するのに役立ちました。MySQL のバックアップとリストアに必要なコマンドも一通り把握できました。
本書は MySQL に日常的に触れている方には少し物足りないかなとも思いましたが(網羅的な内容なので仕方無いです)、私の知的好奇心を満足させるには十分な一冊でした。
普段、MySQL を扱わない IT インフラのエンジニアさんには是非お勧めしたいです。
以上、駄文散文ではございましたが、ご拝読ありがとうございました。
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