こんにちは。
ヒゲダルマです。
前回に引き続き、先日(11月1日、2日)出席したMicrosoft Tech Summit 2016のザックリレポートとなります。
と言うわけで、Day2です。
Session01
『はじめてのクラウドへの DR。Azure Site Recovery で DR の旅に出ましょう。』
公森 義貴 日本マイクロソフト株式会社 クラウド&ソリューションビジネス統括本部 テクノロジーソリューションプロフェッショナル
オンプレミスのデータセンターからAzureへ接続し、Azure上にDisaster Recovery環境を構築する、という良く有りそうなプラクティスの紹介でした。
このケースではオンプレミスの物理マシン/仮想マシンをAzure Site RecoveryサービスでAzureのストレージにレプリケーションしておき、いざというときにはAzure上で仮想マシンとして起動するというものになります。
Azure Site RecoveryサービスはVMware ESXi上の仮想マシンにも対応しておりますので、大概のオンプレミスサーバーはこのソリューションが使えるのではないでしょうか。
また、マシン1台/1月あたり2,550円で始められるようですのでIaaSとしてAzure活用を考える際には比較的採用しやすいソリューションになる気がしました。
ただし、AzureのBlobストレージにレプリケーション可能なディスクサイズは1023GB以下という制限があるので、数TBのディスクをレプリケーションしたい場合には、少々工夫が要りそうです。。。(出来ない訳ではありませんので、ご要望ございましたらご相談下さい。)
Session02
『クラウドを使ってバックアップのお悩みを解決しませんか? Azure Backup で楽々バックアップを実現しましょう。』
公森 義貴 日本マイクロソフト株式会社 クラウド&ソリューションビジネス統括本部 テクノロジーソリューションプロフェッショナル
前セッションに引き続きAzure関連のセッションです。
オンプレミスのデータセンターからAzureへ接続し、Azure上にデータをバックアップするという、前セッションに続いて良く有りそうなプラクティスの紹介でした。
このケースではオンプレミスの物理マシン/仮想マシン内のデータをAzure BackupサービスでAzureのストレージにバックアップしておき、いざというときにはAzureのストレージからリストアするというものになります。
バックアップ容量は無制限で、9,999日間(世代)保存も可能で、バックアップされたデータはAzureの同一データセンター内で自動的に三重複製されますので、バックアップソリューションとしては十分過ぎる感じではないでしょうか。(オンプレミスのバックアップソリューションでもここまで頑張っている環境は少ないように思います。)
また、バックアップ対象はファイルサーバーはもちろんのことHyper-Vの仮想マシンやSQL Server、Exchange Server等にも対応しています。VMwareの仮想マシンもOKだそうです。
とは言え、データを外部に預けることに不安を覚える方もおられると思いますが、Azure Recoveryサービスではバックアップ実行時に暗号化してからAzureのストレージにバックアップデータを送るそうなので、その辺の心配も幾分解消されるのではないでしょうか。
そして、そんなバックアップが100GBあたり245円/月~とのことですので、私は激安と感じましたが、皆さん如何でしょうか。
前述のAzure Site Recoveryとの使い分け(復旧時に必要とする時間)については対象となるシステム/サーバーの重要性や用途によると思いますが、「とりあえずバックアップはしておこう」と思うならAzure Backupで宜しいかと。。。
Session03
『【DevOps Global Consortium 発足記念】日本生まれの DevOps! DevOps スペシャリスト達のあくなき挑戦』
鈴木 いっぺい クリエーションライン 株式会社 執行役員、CSO(Chief Strategy Officer)
牛尾 剛 Microsoft Corporation シニア テクニカル エバンジェリスト
吉羽 龍太郎 Ryuzee.com アジャイルコーチ
塚 穣 ヤフー 株式会社
DevOps界のスペシャリストによるディスカッションでした。
Day1にも登場した牛尾さんも出席されており、登壇と同時に「DevOps!」と叫んでおられました。(笑
ディスカッションは話が右へ左へ上へ下へ飛び交ったので、キーワード中心にレポートします。
1.日本国内でDevOpsという言葉がどういう意味でとらわれているのか
ツールとか自動化の手法という受け取られ方が多い気がするけど、本当は違うのよね。。。という論調でした。
2.DevOpsの本当の意味?(登壇者の見解)
定義は無いので、DevOpsという単語が一人歩きしている感はあるけど、自動化という要素はもちろんあるけど文化的な側面を無視できない。
どうせやるならオーナーシップをもって楽しくやりたい、その為のDevOps。
各個人の能力を最大限引き出しつつ、チームとしてのパフォーマンスも高止まりを目指す、それがDevOps。
DevOpsの目的はリードタイムの短縮。
ただし、DevOpsが目的では無く、DevOpsは手段である。
3.DevOpsに対して、日頃どのような活動をされていますか?
牛尾さん)DevOpsのケーススタディ作り。その為に顧客のValue Stream Mappingの作成支援をしています。局所最適でも良いから、簡単な事例を高濃度な内容で成功させると、DevOpsが定着しやすくなるかなと。
吉羽さん)最初からプロセスの見直しとかは中々難しいので、逆流率(手戻り)の改善から始めるのが鉄則。くれぐれも一変に一杯変えるな。一個ずつ変えて定着させてから次の一手へ。
塚さん)DevOpsを成功させるには偉い人に理解して頂く必要がある。或いは自分が偉くなる。その為に先ず分かり易い成果をあげる。自分が最初の一人になって欲しい。
4.企業においてDevOpsを導入、改善を目指す際、どこからスタートすべきなのか?
塚さん)Value Stream Mappingから始めるのが良いのでは。
吉羽さん)現場レベルで言えば、DevOps以前に、各種ツールの整備とか足下固めることからやらせる。
牛尾さん)経営層に何故DevOps導入なのか、その目的を確認するところから始める。
今後、DevOpsのコンソーシアムを立ち上げようという動きがあるそうです。
個人的に興味があるので、引き続きウォッチしていこうと思いました。
Session04
『Windows Server 2016とNVDIMMで異次元のSQL性能を実現!!』
原田 宗泰 日本ヒューレット・パッカード株式会社 プリセールス統括本部サーバー技術本部サーバー技術1部 サーバープリセールス
昨今、某社のSQL案件でもNVMeはちょいちょい採用されているのですが、今後それがNVDIMMに変わるとどの程度パフォーマンスが上がるのかが気になり聴講しました。
先ず、NVDIMMの特徴について紹介がありましたので、ザックリ下記します。
- NVDIMMはメモリバス直結(DIMMスロットに挿してディスク領域として使用)
- メモリのスピードとストレージの永続性を併せ持つ
- NVDIMMは3種類(NVDIMM-N、NVDIMM-F、NVDIMM-P)
- HPが採用しているのはNVDIMM-N
- SSDと比較しても、より高速
- 用途としてはデータキャッシュ、データベースのトランザクションログ領域
- ブロックボリュームとしても、DAXボリュームとしても使用可能
- 8GBで定価155,000円
次にベンチマークの結果です。
- シーケンシャルリード/ライトではNVMeと比較しても数倍以上のIOPSが出ていました。
- ランダムリード/ライトでもNVMeの倍以上のIOPSとなっていました。
- SQLIOSimのベンチマークではトランザクションログのI/O時間が1/8に短縮してました。
いずれのベンチマークテストでもNVDIMMが余りに早すぎて棒グラフの表示がおかしくなるほどでした。(異次元のスピードです。)
とは言え、前述の通り、容量は8GBですし、DIMMスロットに挿して使用するので、それほど大容量のストレージとは出来ませんので、やはりSQLServerのtempdbやトランザクションログ格納先というのが最適な使いどころでしょうかね。
比較的低コストでSQLServerのパフォーマンス向上が見込めるテクノロジーだなと思いました。
なお、NVDIMMの詳細についてはHPからドキュメントが提供されておりましたので、より詳細を知りたい方はこちらをご覧下さい。
Session05
『進化した AlwaysOn! SQL Server 2016 の AlwaysOn 可用性グループの新機能を一挙紹介』
小澤 真之 フリーランス(MVP)
SQL Server 2016からの新機能に絞ってAlwaysOn可用性グループをデモを交えて紹介頂きました。
AlwaysOnを既にご存知の方に向けた完全にテクニカルなセッションでした。
ご紹介頂いた新機能は以下の通り
- 自動シード処理による初期同期の実施
⇒ 初期同期時のセカンダリへのデータベースリストアが不要になった。(プライマリでのデータベースのバックアップは引き続き必要。) - ワークグループ環境で可用性グループを構成可能
⇒ マルチドメインのノード間でのクラスタもサポート、クォーラムとしてクラウド監視も利用可能 - Standardエディションを使用したAlwaysOn(呼称:基本的な可用性グループ)
⇒ 2ノードでAlwaysOnを構成可能になった。ただし、可用性グループに含められるDBは1つまで。(可用性グループを複数作れば複数のDBを同期させることも可能みたいですが、少々複雑になるので、実際には微妙かなと。) - 分散型可用性グループ
⇒ 異なる可用性グループ間でデータベースの同期が可能になった。(DR環境の追加構築などで使えそうな気がします。) - Azureの仮想マシンで複数のリスナーの構成可能に
⇒ オンプレミスのAlwaysOnと同等の構成が可能になった。(SQLServer 2016の機能というよりは、Azureのロードバランサーの仕様変更に伴うお話しです。) - パフォーマンスの向上
⇒ LOG WRITERのマルチスレッド化、ログ転送のスループット向上などなど - 障害検知によるフェールオーバー
⇒ 従来はインスタンスレベルだった障害検知がデータベースレベルの正常性検出も可能になった。 - 自動フェールオーバー台数の増加
⇒ 同期レブリカ3ノードで自動フェールオーバーの設定が可能になった。(優先所有者の設定で制御可能) - 可用性グループの分散トランザクションのサポート
⇒ 現時点では諸々制約ありなので、未だ使えない印象。
それから、情報追い切れませんでしたが、可用性グループのレプリケーション/同期時の圧縮/非圧縮のデフォルト値が変わったようなので、その点は実際の製品に触れつつ後日要確認かなと。
あと、細かな点では、同期時のレプリケーション状況をモニタリングするための動的管理ビューが追加されたそうなので、こちらはトラブルシュートなどに使えそうだなと思いました。
SQL Server 2012から2014にバージョンアップした時よりも、2016での変更点は多岐に及び大きな変更点も少なくないので、改めて検証、お勉強しないとですね。。。機能改善は有難いのですが、取り扱う立場としては嬉しい悲鳴です。(苦笑
Session06
『開発者 & ITProに捧ぐ「SQL Server 2016 & Azure SQL Database」』
平井 昌人(ジニアス平井) 日本マイクロソフト株式会社 マイクロソフトテクノロジーセンター テクノロジーソリューションズプロフェッショナル
SQL Server 2016 と Azure SQL Databaseの違いや使い分け、合わせ技の話については過去のde:codeでも多少聴いていたのですが、忘れてしまっていることもあるかなと思い、改めて聴講してみた次第です。
とりあえず、案の定、SQL Server 2016 と Azure SQL Databaseの違いから話はスタートしました。
分かり易い違いとしては、前者はOS以上のレイヤーを管理しないといけないけど、後者はデータベースだけでOKなPaaSという違いがある。でも、SQL Serverだとデータベース以外の機能も少なくないので、現時点ではVS.では無くTogetherでは?とのこと。
で、その後は、SQL Serverの各種デモを交えた楽しいセッションとなり、両者の比較と言うよりは、両者を使うとこんなに楽しいよ的なセッションとなり、少々レポートが難しい内容ではあるのですが、「この辺の機能は是非使おうよ」というコメントが有った機能のみ備忘録兼ねて列記しておきます。
プレゼンターのジニアス平井さんは、その筋では有名な方ということも有り、立ち見も出るほど盛況でした。私も過去に二度ほど聴講したことがありましたが、今回も非常に面白いデモと話術で非常に楽しめるセッションでした。(内容はそれなりに難しかったですが。。。)
Session07
『SQL Server 2016 はとにかく速い!』
中井 祐一 日本マイクロソフト株式会社 クラウド&ソリューションビジネス統括本部 データプラットフォームソリューションアーキテクト
SQL Server 2016 四連発の最後のセッションです。
「そもそも特別な何かをしなくともSQL Serverは速い。なので、2016も速い 」という少し自信過剰ではと思うようなテーマでお話しが進みました。
のっけから某O社に対して非常に攻撃的な口調で始まったので、どうなるのかとドキドキしたのですが、内容的には以下SQL Serverの内部処理に関する詳細解説が中心のテクニカルなセッションでした。
-
- カラムストアインデックス(クラスタ化カラムストアインデックス)
・バッチモード
・集計プッシュダウン - Automatic Soft NUMA
- Dynamic Memory Objects
- カラムストアインデックス(クラスタ化カラムストアインデックス)
1つめはカラムストアインデックスは明示的に作成する必要がありますが、それさえ作成しておけばバッチモードも集計プッシュダウンも自動的にバックグラウンドで機能するので、結果的に何もしなくても非常に高速化されるというお話し。
2つめは従来からパフォーマンスチューニングとして提供されていたSoft NUMA機能が、2016からは(1ソケット8コア以上だと)自動的にSoft NUMAを構成してくれるようになったよというお話し。
3つめはメモリアクセス制御に関する機能となり、少々難しい話でしたが、結局のところ特にユーザーが考慮する必要もなく、2016からは新しいメモリアクセス制御が組み込まれ、バックグラウンドで勝手に機能しますよというお話し。
ちなみに、高速化とは直接関係無いですが、SQL Server 2016から加わったクエリストア機能の紹介もありました。
上手く使いこなせば、パフォーマンスチューニングの材料を提供してくれる良さげな機能です。
過去のセミナーで既知な内容もありましたが、丁寧な解説で良い復習になりましたし、私のSQL Serverの知識のバージョンアップに効果的でした。
特にカラムストアインデックスの話は理解したつもりで勘違いしていた点にも気づけて、本当に良かったです。
ここまでで既に色々と詰め込み過ぎて、自分のメモリがオーバーフロー気味でしたので、少々しんどい時間帯ではありましたが、非常に有意義なセッションでした。
Session08
『Windows Server 2016 Hyper-V と Virtual Machine Manager 2016 でここまでできる! コンパクトで新しいデータセンターへの変革』
吉田 薫 NECマネジメントパートナー株式会社 シニアテクニカルエバンジェリスト Microsoft MVP
本セッションの吉田さんのお話しを聞くのは2,3回目になりますが、独特な口調で聴講者を引きつけ、かつ難しい話をとても分かり易くお話し頂けるプレゼンターなので、カンファレンスなどでお名前を見つけたら、とりあえず聴講するようにしています。
今回もそうです。(もちろん、Windows Server 2016がテーマだからというのもありますが。。。)
ご紹介頂いた内容としては以下の通りてんこ盛りです。
- Hyper-Vクラスタのローリングアップグレード(2012⇒2016へダウンタイムゼロで可能)
- SCVMMを用いたHyper-Vクラスタの自動化されたローリングアップグレード(2012⇒2016こちらももちろんダウンタイムゼロで可能)
- SCVMMを用いたNano Serverの管理
- Nano Server Image BuilderによるVHDの作成
- スケールアウトファイルサーバー
- 記憶域スペースダイレクト
- SCVMM+Hyper-Vクラスタ+記憶域スペースダイレクトで簡単にHyper-Converged環境が構築可能
- 記憶域レプリカ
- 記憶域QoS
- SDN(ネットワークコントローラー、ソフトウェアロードバランサー、ゲートウェイ)
- シールドされた仮想マシン
要はWindows Server 2016の標準機能でハイパーコンバージドな環境の構築は可能になっているけど、現実的な構築/運用にはSCVMM 2016を組み合わせるのがベストプラクティスですよ!という感じです。
Hyper-V 2016とSCVMM 2016の主立った機能を全てご紹介頂けた感じで、受講後はお腹いっぱいでした。
それにしても50分という限られた時間で、喋って、デモもして、これだけの内容を伝えるって、吉田さん凄いなーと改めて思った次第です。
次回が有れば、次回も期待です!(吉田薫さんの名前を見掛けたら、皆さんも是非聴講してみて下さい。)
Session09
『お待たせしました! 真の VDI on Azure がついに実現します! ~ Citrix と Microsoft のタッグがもたらす次世代型クラウド・デスクトップ環境 ~』
前島 鷹賢 日本マイクロソフト株式会社 クラウド&ソリューションビジネス統括本部 テクノロジースペシャリスト
大串 昌央 シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 セールスエンジニアリング本部 コーポレートSE部 部長
さて、長かった2日間も、こちらのセッションで最後です。
個人的にスケールアウトとか従量課金とか考えるとVDIってクラウドと親和性が高いと考えており、VDIをAzurreに持っていけたら良いのになとは以前から思っていたのですが、今回それらしきセッション見つけたのでとりあえず聴講してみました。
冒頭出てきたお話しとしては、やはりランニングコストの最適化というのがありました。
ですよね!という感じでした。
Azure上でVDI動かせば使った分だけコスト負担すれば良いので、オンプレミスでVDIを所有するよりお得になるのは当然です。(例えば、従業員が使わない夜間とかの時間帯はVDIのコスト負担が限りなくゼロになるわけですから、オンプレミスがコスト的に勝てるわけが無いのです。)
以降、XenApp/XenDesktopの細かなアーキテクチャーの説明が続きましたが、余り面白くないので省略します。(ごめんなさい。前日同様、最後のセッションで諸々バッテリー切れました。。。)
で、VDI on Azureの具体的な展開シナリオについては以下の3パターンを紹介してました。
- オンプレミス拡張型(ADやDeliveryController、ライセンスサーバーはオンプレミスに残し、Store FrontやNetScalerはAzureに展開するイメージ)
- IaaS集約型(オンプレミスのCitrix環境をまるごとAzureに展開するイメージ)
- Citrixクラウド利用型(管理機能の一部をCitrixクラウドに委託するようなイメージですが、現時点で日本での提供は未だです。)
オンプレミス拡張型はメリットが思いつきませんでした。
うちの会社が扱うなら(社内外問わず)当面はIaaS集約型で個人的には良いように思いました。
Citrixクラウド利用型は従来のStore FrontだとかDeliveryControllerやライセンスサーバーを構築すること無くVDIを直ぐに始められるという点では良さげですが、まだ出来たての(というか、これからリリースされる)サービスなので、もう少し検討/検証が必要そうです。現時点では制限も色々とあるみたいですし、デモ画面も未だ英語のみだったし。。。ただ、Azure上のGPUなども将来的には使えるようになるそうなので、性能要求が高いCAD VDIとかでも使えそうな点はコスト面でも先々優位性がありそうです。
ちなみに、そもそもの話として、過去も現在もAzure含むクラウド上でWindows 10をVDIとして動かすことはライセンス上NGです。Windows Server OSも同様です。
じゃあ、前述のVDI on Azureってどうするの?という話になりますが、Microsoftさん曰く、近々にライセンス体系を見直して、VDIとしての利用を可能にする方向だそうです。Citrixクラウドがリリースされるまでには改定されるのでしょう。VDI on Azureは暫くウォッチしておいた方が良さそうです。
長々と書きましたMicrosoft Tech Summitのレポートは以上となります。
拙い文章で殆ど伝わらなかったかも知れませんが、個人的には来年も是非出席したいカンファレンスでしたし、ITプロ(管理者さんやインフラエンジニア)の皆さんにも強く推奨したいと思います。
以上、駄文散文ではございましたが、ご拝読ありがとうございました。
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